【E-03】認知症介護家族の住まいと暮らし講座
1 応募部門
E部門(その他:認知症の人にやさしいまちづくりに資するプロジェクト)
2 応募主体(団体名もしくは、個人名/所属先)
特定非営利活動法人リバースモーゲージ推進機構
3 プロジェクト名
認知症介護家族の住まいと暮らし講座
4 解決したい課題
認知症は加齢とともに罹病率が高まる、長命な日本人には国民病みたいなもの。100歳時代を迎えて、認知症介護家族もさらに増え続けるはず。なればこそ認知症介護家族は、社会保障制度に依存するだけの存在に甘んじてはならない。超長命化が着実な日本では、「健康で文化的、かつ快適な居住空間の確保」と「世帯の経済的自立」の二つの体現化は、認知症介護家族だけに限らず、等しく高齢者世帯に共通する重大な課題となっている。
5 プロジェクトの概要
次の二つのテーマについて、静岡県藤枝市を中心に、12回(延48時間)に分けて講演する。
(1)「住まいを年金化する方法」
日本の高齢者世帯の持家率は高く、持家は平均的家計の最大資産である。長い老後の「居住」と「家計」を支えるはずのリバースモーゲージだが、実態は大都市圏の富裕層向けのローンであり、人口減少が続く地方では使えない。そこで本講座では、地方の持家高齢者世帯でも、その家の条件を活かして現金収入を得る不動産活用(年金化)プランを平易に解説する。
(2)「協住の家」
認知症介護家族の場合、医療保険や介護保険制度など公的支援の必要性は言わずもがなだが、この先は自立(自助)と周囲の支援(共助)が、これまで以上に必要な超高齢社会になる。認知症介護家族と疑似家族たちが一つの大きな家族となって「共有、共用、共助」するアフォーダブルな暮らし方の「協住の家」を、藤枝市内の実例を紹介しながら解説する。
6 プロジェクトを実施することで見込まれる社会的インパクト
認知症介護家族に限らず、シュリンクする社会保障制度に依存した私たちの未来は悲観的であり、誰しもが危機感を抱いている。本講座で具体的な事例を学ぶことで、これまでの伝統的な家族観や資産観から脱却して、個々人が、自発的に自助的な人生設計を描き、また共助の精神を持ちながら疑似家族と協同生活する「協住の家」の軽費性や連帯感(絆)の価値効用についても、改めて考えを巡らす“きっかけ”にはなるはずと確信している。
7 プロジェクト全体の予算
\668,000
8 本基金からの助成金の希望額(最大50万円)と使途
希望額:\500,000
使途:
・会場費 \180,000
・資料・テキスト代 \32,000
・講師費用(交通費・日当)¥240,000
・スタッフ(交通費・日当) \36,000
・通信費、雑費 \12,000
9 実施スケジュール
令和元年8月から翌年7月までの1年間(12回)
10 関連情報や参照URL
協賛団体
・認知症介護家族の「藤枝ほっと会」―世話人、西山美紀子
・特定非営利活動法人・縁がわ ―理事長、杉山 みえ
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