【E-01】「わたしの希望ノート」作成プロジェクト( be Orange2022 応募プロジェクト)
1 応募部門
E部門(その他:認知症の人にやさしいまちづくりに資するプロジェクト)
2 応募主体(団体名もしくは、個人名/所属先)
・特定非営利活動法人 播磨オレンジパートナー
3 プロジェクト名
・「わたしの希望ノート」作成プロジェクト
4 解決したい課題
「エンディングノートは数多くあるが、自分が認知症になったときの暮らし方について、周囲に知っておいてほしいことを記入する欄がなかった」とある方から言われました。認知症になったとしても、本人の好き嫌い、大切にしていること等の情報が共有されないと、お世話をする側との考えや関り方に「ズレ」が生じ、結果、両者に大きなストレスを与えかねません。本人の暮らし方・生き方に関する情報を残す必要性を感じました。
5 プロジェクトの概要
認知症になって自分の意思を言語化することが難しくなったときの「備え」として、好きなこと・嫌いなこと、認知症になっても自分らしくあるために必要なこと、絶対にしてほしくないこと等の情報を、ケアに関わる人たちに伝えるツールとして「わたしの希望ノート」(以下「ノート」)を1,000部作成します。 ①調査 自分が認知症になっても暮らしの中で大切にしたいことは何か、家族が認知症になる前に知っておきたいことは何かについてアンケートやインタビューを行い、「ノート」に書く項目を抽出する。 ②作成 「ノート」編集チームを作り、記入欄をデザインし印刷する。後々ページの差し替えもできるように、ルーズリーフにする予定。穴あけ作業や製本作業を認知症当事者の仕事にする。 ③配布 a「ノート」の希望者を募り、配布する。 b認知症になっても自分らしく暮らしていくための講座とワークショップを開催し、「ノート」を活用する。
6 プロジェクトを実施することで見込まれる社会的インパクト
終活としての「エンディングノート」は知られるようになりましたが、認知症になることを前提にして自分の希望を記すものはなかったので、この「ノート」を使って、自分の嗜好や希望、してほしくないことなどを書くことが、認知症をよりジブンゴトに感じられると同時に、認知症に対する漠然とした不安が軽減するのではないかと思います。またケアをする人や関わる人にとっても貴重な情報源の1つになると考えます。
7 プロジェクト全体の予算
①調査 2万円 【内訳】参考書籍購入費 1万円、消耗品費(コピー用紙・プリンターインク、封筒など)1万円
②作成 27万円 【内訳】会議費 5,000円(1,000円×5回)、謝金(イラスト、写真、製本作業など)45,000円、印刷製本費(リフィルB5両面印刷1000部1万円×10枚)10万円、消耗品費(穴あけパンチ、ルーズリーフバインダー1,000部など)12万円、
③配布 1万円 【内訳】印刷製本費(広報チラシ2,000部)5,000円、消耗品費(封筒など)1,000円、通信費4,000円
合計 30万円
8 本基金からの助成金の希望額(最大30万円)と使途
希望額:30万円
9 実施スケジュール
【2023年1月~5月】記入欄の項目を抽出するための調査・分析
【4月~9月】「ノート」編集チーム結成・編集会議(全5回)
【9月】 ◆認知症になっても自分らしく暮らしていくための講座と「ノート」を記入するワークショップ(9月以降も開催)◆「ノート」希望者募集開始
【10月】 リフィル原稿完成・入稿、ご本人による製本作業
【11月】「ノート」配布
10 関連情報や参照URL
https://harimaorangepartner.localinfo.jp/
https://www.facebook.com/harimaorangepartner/
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