【A-01】47都道府県制覇認知症当事者ラジオ発信( be Orange2021 応募プロジェクト)
1 応募部門
A部門(認知症の人自身による活動や発信)
2 応募主体(団体名もしくは、個人名/所属先)
・fmGIGラジオ局 西宮 認知症介護ラプソディ
3 プロジェクト名
・47都道府県制覇認知症当事者ラジオ発信
4 解決したい課題
コロナ禍で認知症の人の人権について、感染予防を理由に閉じ込めたり、拘束されるなど、認知症の人が感染予防について理解できないからと、人権侵害が正当化されやすい風潮があり、これまで培ってきた認知症の人とともに生きるまちなどの活動が衰退しやすい危機的状況にあると考える。そこで今こそ当事者の発信の機会を積極的作っていくことが認知症の人の人権侵害を予防するうえで重要と考える。
5 プロジェクトの概要
47都道府県のそれぞれから、1人ずつ47人の当時者発信(1人10分程度)をズーム収録を中心(近い人はスタジオ収録)にラジオ発信の機会を設け、youtubeにも残していく。できるだけ、講演慣れしているような認知症当事者より、これまで機会のなかった人を優先してラジオでの発信を支援したい。言葉がしっかり話せる方だけでなく、歌や音を活かして言語とは違う形の発信も含む。47都道府県制覇で都道府県のパネルを使いながら、制覇していくという風にすることで、鬱々とした世の中を盛り上げながら、コロナ禍での認知症の人の人権侵害を予防していきたい。また、出演料を少しでも支払い、ソーシャルアクションの担い手として役割があり、対価を得、自信を持つ機会を提供し、それぞれの今後の活動の足掛かりとなることを期待するプロジェクトとしたい。(当事者のお好きな曲も流し気分も上げて頂く)
6 プロジェクトを実施することで見込まれる社会的インパクト
認知症の人は何もわからない人という固定観念を払拭し、強者や多数派の意見が通りやすい社会に少数派の意見を世に届け、コロナ禍で少数派の意見が軽視されやすい風潮を改善し、認知症の人とともに生きる社会を念頭に社会の構造を考えていけるような気運を高めたい。
7 プロジェクト全体の予算
・認知症当事者ラジオ発信出演料(発信について本人への報酬)(現金または商品券プレゼント)5,000円×47人=235,000円
・YouTube製作料 5000×47=235,000円
・振込手数料 400円×47=18,800円
・アーカイブ作成料 5000×47=235,000円
・フライヤー作成料(デザイン) 20,000円
・認知症当事者の好きな曲代 200円(1曲)×47人=9,400円
・領収書やり取り郵送料 84円×2(往復分)×47=7,896円
・封筒代 1,000円
・領収書用紙印刷代 5,000円
・認知症当時者の交通費(関西圏) 20,000円
・パーソナリティ打合せ、発信支援料 50,000×2人 100,000円
合計 888,296円
8 本基金からの助成金の希望額(最大50万円)と使途
希望額:50万円
9 実施スケジュール
2021年8月から2022年7月まで
10 関連情報や参照URL
fmGIGラジオ認知症介護ラプソディは、認知症当事者や障がい者、社会的に不利な立場の方、認知症活動家やその他社会貢献活動家をゲストとしてお招きし、小さい声の発信をモットーに運営しているネットラジオ番組です。RUN伴西宮の実況や参加した認知症当事者の現場からの発信もラジオでさせて頂きました。(2009年11月)開始してもうすぐ2年ですが、応援者やリスナーは徐々に増えていっています。2021年3月のfmGIGアカデミー賞で大衆賞の最優秀賞を受賞。
2019年7月から番組開始。毎週木曜日13時、25時放送
メインパーソナリティ:速水ユウ
大阪府立看護大学を卒業し、看護師を経て、保健師として役所の介護保険課に勤務、訪問時に嫁の介護の問題等に直面し、渡米して女性学を学び、女性や社会的弱者の状況を改善するための学問を学ぶ。帰国後は地域・老年看護教員をへて、祖母への介護の経験からストーリーで学ぶ実用書『認知症介護ラプソディー認知症介護が楽になる40の知恵』や『認知症の人がその人らしく生きる介護術ー認知症介護ラプソディ2』を出版。2019年から認知症ラジオ番組メインパーソナリティ
サブパーソナリティ:髙橋明美
明石テレビのアナウンサーや演歌歌手のランチオンショー司会を経て、結婚式司会の傍ら認知症ラジオ番組パーソナリティをしている。
認知症番組アーカイブ https://yu-hayami.site/category/radio/
fmGIG ラジオ局ホームページ https://www.fm-gig.net/
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