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A-1 Time Slips による交流促進

1 応募部門
A部門(認知症の人自身による活動や発信)

2 応募主体(団体名もしくは、個人名/所属先)
あみけるひろば横浜 代表 杉本智穂

3 プロジェクト名
Time Slips による交流促進

4 解決したい課題
認知症当事者は豊かな想像力や意思があっても、その表明や発揮が難しい。これが自己の鬱屈のみならず、家族からの不理解、まして認知症を理解しない社会一般から忌避される原因となる。同じ原因で当事者同士の交流も不活発である。しかし、その能力を発揮させ、周囲にアピールできるプログラムや場がなく、課題の突破が難しい。今回は有効なプログラムを試し課題解決を試みる。

5 プロジェクトの概要
「Time Slips」は写真を基に参加者全員で物語を創作するプログラムで、全ての発言を切り捨てず、全員を尊重する事が特徴である。欧米ではすでに広く普及しており、インストラクターも百数十人存在する。
普及に有利な点として、①メソッド化しやすく、介護職や家族が現場で実施できる ②写真を使用するので自由度が高い ③出来上がった物語を発表(Web上で保存、共有)できる事がある。
今回は、あみけるひろば横浜主催の若年性認知症カフェAcafeと米国から導入する団体が共同で、本プログラムを認知症当事者、家族と共に複数回実施し、効果の確認と共に数名のインストラクターを育成し定着を図る。

6 プロジェクトを実施することで見込まれる社会的インパクト
以下の点で、従来のプログラムにないインパクトが得られる。
①物語創作への満足感(創造、保存内容の確認)
②家族と当事者の関係改善と気づき(能力、創造性)
③当事者同士の交流促進(きかっけと継続)
④上記(①,②、③)の効果測定
⑤社会への能力のアピール(広報発信)
⑤比較的容易にインストラクターが育成できること

7 プロジェクト全体の予算
・テキスト製作費用(製本、翻訳、写真使用料ほか) 180万円
・写真使用料 30万円
・広報費用(チラシ、ブランディング) 80万円  
計290万円

8 本基金からの助成金の希望額(最大50万円)と使途
・講師派遣料 3万円×6回 =18万円
・会場使用料 1万円×6回 = 6万円
・広告宣伝費 10万円 
・消耗品費   2千円×6回=1万2千円
・謝礼(当事者へ)クオカード1人1000円分×10名=1万円              
計36万2千円

9 実施スケジュール
・2016年9月 仮テキスト完成(現在作成中)
・2016年9月 インストラクター候補者の選定
・2016年10~12月 認知症カフェでの実施、効果測定
       インストラクター候補者の見学
・2017年1月 インストラクターの養成
・2017年2月 インストラクターによる新たな実施

10 関連情報や参照URL
http://www.timeslips.org/

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