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2018年度 結果発表

be Orange認知症まちづくり基金2018の助成先が下記5プロジェクトに決定いたしました!!

投票結果

認知症まちづくり基金の助成先が下記5プロジェクトに決定いたしました!!
【01】地域で活躍!「オレンジ人材センター」
【03】認知症にやさしい図書館プロジェクト
【09】みまもりあいプロジェクト
【11】旅からはじまる市町を超えた友情プロジェクト
【15】まほろばキッチンサークル

投票結果

一般投票:投票数の多かったものから上位5プロジェクトに50〜10ポイント。
選考委員投票:各委員に、上位3プロジェクトを選び、上位から順に30、20、10ポイント。
それぞれの点数を合計し、ポイントの高い上位5プロジェクト(ポイントが並んだ場合には最大6プロジェクト)を採択しました。

プロジェクト名一般投票選考委員
投票合計
合計
【01】地域で活躍!「オレンジ人材センター」09090
【02】在宅介護の伴走者 つなぐ狛江 始動!000
【03】認知症にやさしい図書館プロジェクト402060
【05】私たちだからこそできるまちづくり50050
【06】ものづくりから本人がつくる新たなつながり000
【07】Let’s play together !202040
【08】のくらし発!みんなで地域の暮らし再編集!01010
【09】みまもりあいプロジェクト304070
【10】認知症にやさしい新潟県民 越後一会の集い10010
【11】旅からはじまる市町を超えた友情プロジェクト07070
【12】D-Friendly Meeting000
【13】大切な人に「はれのひ」を〜その一瞬を一枚に〜000
【14】認知症フレンドリーな活動の促進ツール開発04040
【15】まほろばキッチンサークル07070
【16】市民協働・あなたの良き隣人でありたい000

be Orange 2018 選考委員一覧

■粟田主一(東京都健康長寿医療センター研究所)
■井出訓(放送大学教授/NPO法人認知症フレンドシップクラブ理事長)
■大城勝史(沖縄トヨペット(株)/だいじょうぶネット沖縄・認知症当事者)
■岡田誠(株式会社富士通研究所R&D戦略本部協創推進PJプロジェクトディレクター/一般社団法人認知症フレンドリージャパン・イニシアチブ共同代表理事)
■堀田聰子(慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科教授/一般社団法人 人とまちづくり研究所代表理事)
■宮崎 直人(有限会社グッドライフ/一般社団法人北海道認知症グループホーム協会会長)

選考委員からの応援メッセージ

【01】地域で活躍!「オレンジ人材センター」
・「特別視」されない、普通に暮らせる地域を目指して下さい!(宮崎)
・地域のリソースと認知症当事者の働きたいという思いを重ねるための取組みは全国で求められている活動かと思います。記録をしっかり残し、他の地域での参考になるプロセスが残ることを期待します。(岡田)
・認知症と診断後、会社を辞めざるを得ない人がたくさんいます。退職後は社会との関わりも希薄なる可能性もあります。できること、得意なことを活かし働くことができたら生きる希望にも繋がります。全国に広げてください。(大城)
・各地で機運が高まってきていて展開がとても楽しみです。介護保険サービスを利用するようになっても継続できる形、また障害者就業・生活支援センターやシルバー人材センター等との連携可能性も探ってくださるとよいと思います!(堀田)

【02】在宅介護の伴走者 つなぐ狛江 始動!
・課題は全国の関係者が共有しているものだと思います。Be Orangeの主旨に基づき、行政的な助成事業的ではない提案になっているとさらに良かったのではないかと思います。(岡田)

【03】認知症にやさしい図書館プロジェクト
・「俺たちの居場所」創り、親父たち!がんばれ!(宮崎)
・認知症当事者の男性の皆さんが主体的に図書館に働きかけようという大切な取組みかと思います。内容の焦点や重点がもう少し明確であり、費用の使途もそれにあったものであればさらによい提案になったのでないかと思います。今後の活動の進展を期待しています。(岡田)
・全国の図書館に普及できるような取り組みを期待している(粟田)

【05】私たちだからこそできるまちづくり
・近隣1市3町での取組みの提案であるところがとてもよいと思います。具体的な事業がWebページによる啓蒙活動・講演からさらに一歩踏み出し、子供たちや認知症当事者の本人の方がどのように関わるのかをより具体的に提案するとさらに良かったのではないかと思います。(岡田)

【06】ものづくりから本人がつくる新たなつながり
・認知症当事者の方の声から始まった企画を、商品開発の段階から改めてきちんと見直して進めていくというアプローチはとても大事な提案であると思います。計画としては商品製作のための研修、視察の費用が少しわかりにくく、もう少し具体的なイメージがはっきり書かれているとさらによかったのではないかと思います。(岡田)

【07】Let’s play together !
・非常にストレートなニーズと解決のアプローチは、多くの人の共感を生み、日本の各地に広がる可能性を感じます。資金があればできるのではないこと、そこで起こるインパクトの見せ方・作り方の提案にもう少し工夫があると非常にわかりやすかったのではないかと思います。(岡田)
・誰でも簡単、気軽に出来るスポーツ。子供、大人、みんなが楽しめるルールを試行錯誤しながら出来たらいいですね。クッキングや手芸なども準備から片付けまでみんなで出来たらいいですね。みんなが楽しめる活動の輪を全国に広げてください。(大城)

【08】のくらし発!みんなで地域の暮らし再編集!
・中山間地域での課題にフォーカスしており、全国の同じような地域としてのよい事例になるという印象を感じます。全国での展開を考えると、事業継続性がどのように担保されていくのかがわかるとさらに良かったのではないかと思います。シェアリング・エコノミー事業の具体的な活動内容も記述されているとよかったかと思います。(岡田)

【09】みまもりあいプロジェクト
・新しいタイプの広域でのみまもりあいの具体的な仕組みを提案している点に可能性を感じます。より多くの地域で使われて初めて価値が生まれる取組みかと思いますので、活動拠点の確立を仲間作りを地域に根ざした人たちとともに行ってください。(岡田)
・地域でみまもりあうことができる具体的な仕組みだと感じます。支援者、地域の方達、関係機関とのスムーズな連携が期待できます。(大城)

【10】認知症にやさしい新潟県民 越後一会の集い
・新潟という地域で本人会議の根を作っていこうという強い意欲を感じます。ただ、全体の計画がややイベント系の実施に流れているようにも感じられます。Be Oranageの活動として、全国に展開していくきっかけとなる工夫がさらに加えられると、日本の各地で求められる活動になるかと感じ、期待しています。(岡田)

【11】旅からはじまる市町を超えた友情プロジェクト
・旅から始めるという視点は本当に大切で、よい提案だったと思います。御坊・みやこ・由布・恵那と離れた地域の人たちが協力するプロジェクトであることも非常によいかと思います。単なる旅行の費用にしますと見えないようにする工夫と、仮に費用がなくても実施できるモデルとが組み合わせられると、全国規模で実施できる取組みではないかと思います。(岡田)
・地域を超えたつながりは,新たな可能性を秘めているように感じられる(粟田)
・認知症のある方と推進員がともに旅を楽しみ、それが自分の地域と旅先の地域でのアクションの展開にもつながる仕掛けとプロセスを含めた発信に期待しています。(堀田)

【12】D-Friendly Meeting
・RUN伴を一過性のイベントにしないという意思を感じます。そのための仕組みづくりとして、イベント的ではない活動を誰がどのように作っていくのか、そのために何が必要とされているかがわかるとさらに良い提案になったのではないかと思います。(岡田)

【13】大切な人に「はれのひ」を〜その一瞬を一枚に〜
・写真で笑顔を記録するというシンプルでわかりやすい提案は、全国規模で拡げられる可能性を感じます。一方で、既にある企画の一部でもあるため、今回のBe Orangeによって具体的に何が加えられのか、全国で同じような取組をするためにはどれくらいの費用とプロセスが必要なのかがわかるとさらによい提案だったのではないかと思います。(岡田)

【14】認知症フレンドリーな活動の促進ツール開発
・先進的な取組みしている人たちの暗黙知を現場で活用できるように形式知化するという取組みは非常に意欲的であり、高齢社会のトップランナーである日本にふさわしい企画かと思います。海外に対する日本のプレゼンスの価値を高めるものではありますが、まずは国内にどう展開するのかが明確であるとさらによい提案になったのではないかと思います。(岡田)
・可能性は未知であるが、是非挑戦していただきたい(粟田)

【15】まほろばキッチンサークル
・人間の源「食」をテーマにした取り組みに共感!(宮崎)
・料理という具体的なテーマで認知症当事者・若い人たちも含め地域がつながるきっかけを生み出す取組みは全国に広がる可能性を感じます。単に料理イベントをやりましたというだけの結果に終わらせないように、当事者を含めた事前・事後の話合いも充実されることを期待します。(岡田)
・「料理」から食卓を囲む一連の時間を認知症のある方とご家族、学生がともにすることによっておきる固定しがちな関係の変化や気づきのインパクトもとても楽しみです。(堀田)

【16】市民協働・あなたの良き隣人でありたい
・園芸療法・収入を得て働く喜び・それを支える介護ISO9001屋アンバサダー制度の利用など、論理的で具体的な内容かと思います。それぞれの計画が全体にややざっくりとしている点が今後改善され、全国の範となる事例が生み出されるのではないかと期待しています。(岡田)

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